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概要
四川李業闕は、四川省綿陽市梓潼県長卿鎮南橋村に位置する、中国現存最古の漢代石闕(墓表)の一つです。東漢初期の名士・李業を顕彰して建てられ、極めて高い歴史的・文化的価値を有しています。李業は西汉末から東漢初にかけての節義の士で、王莽や公孫述の仕官要請を拒否したために毒殺されました。東漢の光武帝はその高潔な節操を称え、建武十二年(紀元36年)に墓前の石闕を建立しました。李業闕は元は双闕でしたが、現在は一石から彫り出された単独の闕身のみが現存し、頂部は後世の補配です。その形状は質素で石碑のようであり、闕身の中央には隷書で「漢侍御史李公之闕」の八字が陰刻され、下部には清代の題記が刻まれています。漢代の建築、書道、喪葬制度を研究する上で重要な文化財です。2006年には、第六回全国重点文物保護単位に指定されました。
主な見どころ
· 漢代石闕の遺構:現存する闕身は漢代の原物で、一石から彫り出され、下広がりの方形柱状を呈します。高さ2.5メートル、幅約1メートルで、全国に現存する漢闕の中で最も古いものです。
· 隷書銘文:闕身正面に隷書で「漢侍御史李公之闕」の八字が陰刻されています。字形は横長で、「蚕頭雁尾」(隷書特有の筆使い)の特徴が顕著に見られ、隷書が完成期を迎えたことを示す重要な遺例です。
· 碑文題記:八字銘文の下には、清代道光年間の知県・周樹棠による「移闕記」が刻まれ、この石闕の発見と移設の経緯が記されています。
· 明代石碑:闕の背後には明代の石碑3基が並び、李業闕の修繕の歴史を伝えています。
· 保護亭:中華人民共和国成立後、専用の保護亭が建てられ、李業闕は大切に保存されています。
観光情報
· 住所:四川省綿陽市梓潼県長卿鎮南橋村(文昌路南段经开区幼稚園北側約200メートル)
· 開館時間:終日開放
· 入場料:無料
· 予約情報:実名制予約は不要です。
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